「でたよロリコン」
ロリ…。
ロリですか。そこはせめてショタでお願いしたいです。
「ロリっていうなよ」
そうだそうだ。
「若い子が好きなだけだ」
もうね。
こういう状況ではあるんだけどさ、真性を見た気分になった。
絶対こいつ変態。ヒュームもおかしいけど、その上を行くと思った。
「するなら早くしろ、あいつら来るぞ」
後ろでガルカが急かす。
このまま彼と彼のフレンド、そしてゲートをあけに行っていたもう一人が来るまで雑談で逃げ切る予定が台無し。エルヴァーンはガルカの言葉で我に返ったようにはいてたズボンを下ろし始めた。
別に、さ。
全部脱ぐ必要なくないかな。
あー、しかも半勃起してんじゃん。見たくもないもの視界に無理矢理いれられて気が滅入るっていうか、吐き気が込み上げる。もう一度顎を持ち上げられて、近づいてきたエルヴァーンの股間に思わず顔を背けた。
「俺は優しいけど、あいつは本気でやるよ?」
そう掛けられた言葉が何をさすか、理解して背中を変な汗が流れていった。
いやな脅しだと思う。
そして、下半身だけ裸のエルヴァーン男って凄くいやな物体だと思った。
唇をこじあけるようにして入ってきたエルヴァーンのモノは、正直ヒュームのモノの大きさとは段違いに大きかった。唇の端っこ切れるんじゃないか、とか、全部突っ込まれたら喉貫通するんじゃないかとか、あり得ない恐怖が襲いかかってくるくらい。
でもエルヴァーンはさっきのヒュームみたいに頭を押さえたり、叩き付けるように腰を動かしたりしなかった。顎とか頬とか、執拗に触ってきて、ゆっくりと抜いて、そんで喉の奥に当たるくらいで止める。だけどその間、もの凄い視線を感じる。
穴あきそう。
どっちかっていうと、恥ずかしいプレイしてるのは下半身だけ裸のエルヴァーンの方だと思うんだけど。
「こいつこっち使えるのかね」
横でヒュームが手を伸ばしてきて、お尻を撫でられる。
いやいやいや、ダメです、そっちはダメです。使えません。使用禁止なんです今。
清掃中だから、って自分で思ってからリアルな表現だなぁって思い直した。余裕ないんだけど、バカな事考えてしまうのはきっとこの目の前のエルヴァーンのせい。
「やめとけ」
ガルカが渋く止めてくれて感謝しかけたけど、自分をこうやって追い込んだ直接の行動したのはこのガルカなんだよね。ついでに腕もう離して欲しい、痺れて肩がどうにかなりそう。そしてこの巨大なモノがむかつくので下半身ごと片付けて欲しい。
「そろそろ来そうだな」
ヒュームがそう言った。
天の助けとは思うけどこの状況を見られるのはちょっといやだった。早く済まして、と伝えたいのに伝えられないもどかしさ。あぁでも済ませてっていうのもおかしいよね、やめてだよねこの場合。
多分頭が現実逃避してる。
|